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Blancco PreInstall MSIパッケージとは、Wix Editソフトウェアを使用してBlancco MSIインストーラとBlancco消去ソフト (Drive EraserまたはBlancco 5) のISOイメージファイルをまとめたものです。

パッケージ作成にあたって必要なファイルはこちらです。

  1. Wix Editソフトウェア
    • WixEditをダウンロードしてインストールします。
      • ダウンロードするバージョン: wixedit-0.7.5.msi
  2. Blancco MSIパッケージ作成用ファイル
  3. Blancco Drive EraserのISOイメージファイル
    • 製品購入時の案内 (納品メール、ダウンロードリンク、Webストアメール等) を参照してISOファイルをダウンロードしてください。
      • ISOイメージファイルが見当たらない場合はBlanccoの営業担当者またはテクニカルサポートにお問い合わせください。


WixEditは.NET2.0を必要とします。以下は、.NET2.0のインストール手順の例です。

  1. 「コントロールパネル」を開く。
  2. 「プログラム」を開く。
  3. 「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択。
  4. 「.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0 を含む」を選択。
  5. 適用またはOKを押下。
    1. Windowsが関連コンポーネントの検索を始めます。
  6. 「Windows Update でファイルを自動ダウンロードする」を選択。

Blancco PreInstall (MSI) パッケージ作成手順 (自動)

  1. 設定変更済みのBlancco ISOイメージファイルを「\Preinstall...\msi_build」フォルダにコピー。
    1. 「BlanccoErasureClient.iso」とリネーム。
    2. あるいは手動コピーを行わず、場所を指定してダウンロードさせることも可能です。そのためには後述のパラメータ表内の「--ISOLink」を使用してください。
  2. 実行ファイル「PreInstallPackageGenerator.exe」を実行するとMSIパッケージが生成されます。

Blancco PreInstall (MSI) パッケージ作成手順(手動)

  1. 設定変更済みのBlancco ISOイメージファイルを「\Preinstall...\msi_build」フォルダにコピーし、「BlanccoErasureClient.iso」とリネーム。
  2. 「\Preinstall...\win32」フォルダにある「BlanccoPreInstall.exe」を「\Preinstall...\msi_build」フォルダにコピー。
  3. WiX Editを起動して「File -> Open」をクリックし、「\msi_build」フォルダを選択。
    1. 標準的な手動実行型のMSIインストーラを作成したい場合は「BlanccoPreinstall2_jp.XML」を選択。
      1. この手順で作成されたソフトはユーザーにEULAの確認とPCの再起動を求めます。
    2. 必要に応じて「Actions -> LaunchPreInstall -> ExeCommand」フィールドを開いてコマンドラインパラメータを変更します。
      1. パラメータの詳細はPreinstallユーザーマニュアル内“Command line Parameters”の章をご参照ください。
      2. Preinstallのインストールと実行を分けたい場合は、「LaunchPreinstall」アクションを削除してください。
  4. Wix Editのメニューから「Build -> Build MSI setup package」を選択。
  5. MSI作成が成功すると、結果のパネルに「----- Finished」と表示されます。
  6. 作成されたMSIパッケージは「\msi_build」フォルダに保存されます。


パラメータ表

パラメータ必須説明

--additionalArguments

いいえ

インストール完了と同時にPreInstallを自動実行するときに与える引数のリスト。これは「--launchPreInstall」も指定した場合に限り有効です。

引数リスト全体を二重引用符で囲み、各引数を半角スペースで区切り、かつ最後の引数の後にも半角スペースを入れる必要があります。例: --additionalArguments “--extract_wireless_settings --force --reboot "

--architecture

はいどのアーキテクチャのPreInstallバイナリファイルをMSIパッケージに含めるかを指定する (32ビットか64ビット) 。
--autoXMLいいえこのパラメータを加えると、生成したMSIパッケージのインストール画面でユーザーが「Next」ボタン等を押すような対話的操作が不要になります。
--helpいいえヘルプを表示します。
--ISOLinkいいえDrive EraserのISOイメージファイルのURL。
--languageはい生成したMSIパッケージがインストールされる時の表示言語。
--launchPreInstallいいえインストール完了と同時にPreInstallを自動実行します。
--preInstallDirいいえ

PreInstallパッケージのルートフォルダ。

このパラメータが必要になるのは、「PreInstallPackageGenerator.exe」を既定のフォルダつまりBlancco PreInstall ZIPパッケージのルートフォルダ以外に移動してから実行する場合に限ります。

--restoreBootOrderいいえ起動順序の復元つまりPreInstallの実行によって変更された起動順序をその後自動的に元に戻す機能を有効にします。

--wixDir

はいWixがインストールされている場所。


ユースケースの例

ユースケースコマンド
PreInstallをインストールするだけで実行はしない

PreInstallPackageGenerator.exe --architecture win32 --language en --wixDir "C:\\Program Files (x86)\\WixEdit\\wix-3.0.5419.0"

PreInstallをインストールする際の対話的操作を省略

PreInstallPackageGenerator.exe --architecture win32 --autoXML --language en --wixDir "C:\\Program Files (x86)\\WixEdit\\wix-3.0.5419.0"

PreInstallのインストールから実行、再起動までのすべてを自動的かつ対話的操作無しに行う

PreInstallPackageGenerator.exe --architecture win32 --autoXML --language en --wixDir "C:\\Program Files (x86)\\WixEdit\\wix-3.0.5419.0" --launchPreInstall --additionalArguments "--extract_wireless_settings --force --reboot "


注意

  • MSIパッケージのインストールと同時に64ビット版PreInstallバイナリを自動実行することは現在のところできません。
  • 同じPreInstallパッケージフォルダ内で「PreInstallPackageGenerator.exe」を繰り返し実行しないでください。複数のMSIパッケージを作成したい時は解凍後未変更のPreInstallパッケージフォルダを新たに用意し、その中で作成してください。