消去が終わるたびに、Blancco Virtual Machine EraserおよびBlancco LUN EraserはどちらもXML形式のレポートを生成します。これらのレポートは、消去が開始されたすべてのESXiサーバーにローカルに保存されます。このとき、消去ごとに作成される固有のXMLファイルと、個々のXMLレポートファイルが自動的にまとめられた「all.xml」とい名前のファイルが作成されます。このall.xmlファイルを使用すると、すべてのレポートをESXiホストからインターネット接続のあるコンピューターに手動で移動し、Blancco Cloudにアップロードすることがとても簡単になります。これは、企業が特定のプロジェクトで限られた量の消去のためにBlancco Virtual Machine Eraserおよび/またはBlancco LUN Eraserのスタンドアロンバージョンを使用する場合に、かなり一般的な方法です。
消去レポートを手動でBlancco Cloudにアップロードするには、次の手順に従います。
- （必要な場合のみ）多くの異なるESXiホストから消去を実行している場合、各ESXiホストのall.xmlの名前を変更し、後で混乱したり混同したりすることがないようにします。ファイル名の変更は、各ESXiホストへのSSH接続を開き、消去レポートのある場所に移動して、次のコマンドを実行します（この例では、各all.xmlの新しい名前は実質的に各ホストのIPアドレスになり、区別しやすくなります）。
- mv all.xml hostIP.xml
- レポートをデータストアにコピーまたは移動します。
- cp hostIP.xml /vmfs/volumes/datastore
- データストアにアクセスし（vCenter ServerやvSphere Clientからのアクセスが最も一般的ですが、さまざまな方法があります）、すべての消去レポートファイルをダウンロードします。
- インターネットにアクセスできるコンピューターに移動後、https://cloud.blancco.com にアクセスします。資格情報を使用してログインし、レポートをアップロードします。