最近のリリースノートで周知を行った通り、BMDE 5.0はLegacy版検査アプリを含みません。最新版の検査アプリのサポート対象はiOS11以上とAndroid 5.0以上となります。検査アプリのインストールとレポートの取得をそれぞれ別のBMDEホストで行うような使い方の場合、片方だけではなく両方ともBMDE 5.0にしてください。当バージョンに含まれるAppleデバイス用プロビジョニングプロファイルの失効日は2024年3月19日です。バグ修正多数のデバイスが査定用ワークフローモジュールで処理される場合に発生したクラッシュまたはフリーズ現象に対する修正。Samsungバッテリー劣化レベルの正確性の改善。監視対象のデバイス修正 - 監視対象デバイスのオプションをオフにすることで、デバイスがBlancco監視対象であることを示唆するメッセージも出なくなります。ハブとプリンターの検出に関する不具合を修正。アクティベーション処理が古いiOSデバイスの場合に完了しない不具合を修正。検査機能: いくつかのテストが「利用できません」となる不具合を修正。検査機能: スピーカーマイクテストがiPadにおいて実行されない不具合を修正。検査機能: テストの再実行を行った場合に、その結果がレポートに反映されない不具合を修正。主な機能と改善PHEN-10243 - 帯域幅のスケーラビリティこの機能の主な目的は、デバイスのWi-FiトラフィックをBMDEホストPC経由でインターネットに流し、Wi-Fi起因の遅延やデバイス・Appleサーバ間のトラフィックを抑えることです。動作対象は、バージョン14以上iOSまたはiPadOSのiPhoneまたはiPadです。設定方法とネットワーク要件、セキュリティ面の考慮事項についてはユーザーマニュアルを参照してください。PHEN-9966 – ファイナンシャルチェックデバイスがモバイルキャリアと契約状態にあるかどうか、未払いの債務があるかを調査するワークフローの機能です。デバイスが契約状態の場合、一般的には他のアカウントによるアクティベーションはできません。当機能は、現時点で以下のキャリアを対象としています。Verizon, TMobile, TracFoneStraightTalk, AT&T, NTT Docomo当機能の利用にあたっては専用のライセンスが必要です。PHEN-9274 - スキャン可能QRコード。デバイス情報画面にスキャン可能なQRコードを表示できます。PHEN-10092 - 検査フロー結果のレポート。当機能を有効にすると、直前の状態または結果を取得します。接続されているデバイスに関して直前の結果が見つからない場合は、ワークフローにおいて失敗のパスへと進みます。過去にはローカルMCとの組み合わせでのみ動作しましたが、現在はクラウドMCでも動作します。PHEN-10246, PHEN-10538 – UIのデザイン変更。ドロップダウンとビジー状態インジケータの外観を変更。PHEN-9192 – モニターの回転への対応。システム設定画面でモニターの回転を調整可能にしました(ポートレートモードでの作業を想定)。PHEN-10047 - ワークフロータグ「SmartResetMethod」(iOS向け)。実行したステップに応じて、このタグの値は「iOS Smart Reset (Verification)」または「iOS Smart Reset (Factory Reset)」に変化します。PHEN-5600 - パスワードポリシー。パスワード複雑性等の要件を決定できます。PHEN-10475 – 「ファイナライズ」アクションの改善。ユーザーが結果に気づきやすくなるよう、「UIの状態」と「デバイスの操作を表示 / すべてのフローの結果を表示」を改善。SD-5201 – モバイルワークフロー: アプリ上でのテスト再実行によるテストワークフローの再実行。SD-5215 - モバイルワークフロー: 単一の「検査実行」アクションによるハイブリッドワークフローの場合に2回目のテスト結果が記録されない。SD-5285 - モバイルワークフロー: 検査アプリ画面上の質問表示を再実行。SD-5412 – iOS向け「バッテリー劣化」テストの改善。Legacy版アプリと同じ機能をもつようにしました。SD-5423 – 速度の改善: テストの並列実行の改善。SD-5425 – 速度の改善: テストの統合 - タッチテストとスピーカーマイクテスト。タッチテストとスピーカーマイクテストが両方とも指定されかつ速度最適化のオプションが有効の場合、まとめて実行します。つまり、タッチテストをフォアグラウンドで実行している間にスピーカーマイクテストをバックグラウンドで実行します。SD-5439 - 速度の改善: テストの統合 – 音量キーテストと自動背面カメラテスト。音量キーテストと自動背面カメラテストが両方とも指定されかつ速度最適化のオプションが有効の場合、まとめて実行します。つまり、音量キーテストをフォアグラウンドで実行している間に自動背面カメラテストをバックグラウンドで実行します。SD-5438 – スピーカーマイクテストをiPadで実行した場合に「未実施」とみなされてしまう事象への対策。当バージョンからはアプリがAppleデバイスのハードウェアサポートタイプに基づいて動的にマイクを検出します。既知の不具合事前設定クライアントISO: 初回は「省略」を選択してインストールを進める必要があります。省略しない場合はISOに事前設定していた内容が反映されません。カメラに関する既知の不具合。ピクセルフォーマット設定が反映されず、最初にマッチする解像度が選択されてしまいます。カーネルレベルの不具合により、全USBデバイスの動作が停止することがあります(ASMediaのxHCIコントローラで再現する事象)。これが発生した場合、BMDEステーションを再起動してください。BMDE 5.0のiOS向け新機能「帯域幅のスケーラビリティ」 を有効にした場合、検査アプリによるWi-Fiテストが期待通りに動作しないことがあります。よってWi-Fiテストは別の環境で実施してください。ハイブリッド検査: ワークフローの「テスト実行」アクションにテスト項目が指定されていない場合、検査アプリ上でテストの開始と終了は行えず、キャンセルのみ可能です。
Blancco Mobile Diagnostics and Erasure 5.0 リリースノート
バグ修正
主な機能と改善
既知の不具合