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Drive Eraser - 全てのバージョンN/A

個別の「不良セクター検出」コマンドはありませんが、ドライブでエラーが検出された場合は当ソフトウェアが自動的にユーザーに通知し、結果を消去レポートに反映します。

ドライブのアドレス可能領域の一部でも消去またはベリファイできない場合、潜在的に重大なセキュリティリスクを引き起こす可能性があります。例:

  • 故障かつリマップされていない領域 (「不良セクター」とも呼ばれる) がドライブ内に存在し、読み取りまたは書き込みコマンドでアクセスできない。
  • 温度が一定以上に上昇したドライブ (特にHDD) で、読み取りエラーや書き込みエラーがランダムに発生する。
  • RAIDコントローラの背後にあるドライブが読み取りまたは書き込みコマンドを受け付けない。

これらの問題のあるセクター/領域/ドライブには共通点があります。データは残っているものの、到達を試みると読み取りまたは書き込みエラーが発生することです。

Blancco Drive Eraserは消去処理を追跡し、ドライブレベルのエラーによりデータ上書きやベリファイができない場合を通知します。具体的には、既定のブロックサイズによる書き込みまたは読み取り時にエラーが発生した場合、より小さいブロック (元のブロックサイズの半分) への書き込みまたは読み取りを試行します。それでもエラーが発生した場合、さらに小さいブロックに対して試行します。エラーに対する縮小の操作は、そのブロックサイズがドライブが対応する最小サイズになるまで継続します。最小のサイズで3回試行してもエラーが起きた場合、そのセクターは到達不可能とみなされ、エラーを1個カウントします。この方法により、到達可能な全領域が消去され、書き込み/読み取りができない領域のみが最終的に報告されます。エラーの合計は、ユーザー インターフェイス (ドライブの下) と消去レポートに表示されます。

書き込みと読み取りのエラーカウントのしきい値は、Drive Eraser Configuration Toolで設定できます。デフォルトのしきい値は5エラーです。書き込みエラー数が定義されたしきい値以上になった場合、消去は直ちに停止され、失敗とマークされます。これにより問題のあるドライブをより迅速に特定し、多くの時間を節約することができます。また、レポートにはこれを知らせるエラーメッセージが表示されます。