Blancco Drive Eraserでバッテリーハードウェアテストに失敗する原因

問題事象

バッテリー関連のハードウェアテストを実行すると、次のメッセージのいずれかが表示されて失敗するか、そもそも実行されない。

Blancco Drive Eraserのハードウェアレポートでバッテリーが全く検出されない場合、既存のドライバーでサポートされていない可能性が高く、テストは開始できません。この場合、ハードウェアテストのダイアログには「ハードウェアが利用不可能」と表示されます。

検出されたハードウェアの一部としてバッテリーが記載されている場合、出力される可能性のあるエラーメッセージは次の通りです。

• ユーザーが定義したしきい値により容量テストに失敗(バッテリーが設計容量の[ユーザー定義しきい値]% を満たしていません)
• 現在電圧が低すぎるため容量テストに失敗(バッテリーの電圧が設計電圧を満たしていません)
• 計算に必要な値が見つからないため容量テストに失敗(バッテリーからデータが得られません)
• 「現在電圧(voltage_now)」が0であるため容量テストに失敗(バッテリーが電圧を示していません)
• 計算結果容量が高すぎるため容量テストに失敗(バッテリーが過充電を示しています)
• 充電器が再接続されたため放電テストを中断(テストの途中で充電器が再接続されました)

原因

テスト対象バッテリーがハードウェアテストやハードウェアレポートに全く検出されない場合、前述の通りドライバーが不足しているか、必要なデータを収集できない特殊な実装が示唆されます。

後者はバッテリー製造メーカーによって設定されています。また業界標準に従わないメーカーも存在し、結果として適切に検出できません。

解決策

バッテリーから充分なデータを得られない、電圧や過充電が全く報告されない、または過少に報告される場合、Blanccoに修正手段はありません。上述の通り、バッテリー製造メーカーが業界標準に従わない場合も同様です。

バッテリーが全く検出されない場合はBlanccoテクニカルサポートにお問い合わせいただき、対象バッテリーを新たにサポートできるかご確認ください。