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Mobile Diagnostics and ErasureN/A

目次

Androidデバイスの接続が一つも成功しません。ソフトウェアに表示されないのです。

デバイスのUSBデバッグが有効になっていることを確認してください。USBデバッグを有効にする方法については、デバイスの説明書を読むかメーカーにお問い合わせください。

「Androidバイパスリセット」(「設定 - Androidの設定」をご参照ください)をサポートする一部の新しいSamsungモデルでは、MTPモードでの接続のみ必要であることにご注意ください。

一部のAndroidデバイスは接続してもソフトウェアの画面に表示されない。

次の事項を試してください。

  • 「USBデバッグ有効時にキャリアロック状態を取得」を無効にする。

  • デバイスの画面のロックを解除する。

  • Androidの起動が完全に完了してから接続する。

iOS デバイスの接続がうまくいきません。ソフトウェアに表示されないのです。

初期設定の際にネットワーク設定を省略せずに完了させてください。ネットワーク設定を省略した場合には iOS の処理が無効化されて画面にも表示されません。

また、デバイスがUSB制限モード(iOS 11.4.1で導入)になっていないことをご確認ください。USB制限モードになっている場合は2つの対処方法があります。

  • パスコードを入力しUSB制限モードを無効化する (設定 - Touch IDとパスコード / Face ID)。

  • リカバリモードにしてから消去する

Androidデバイスの消去が始まりません。

消去を開始する前に、デバイスに約50MBの空き容量があることを確認してください。消去ソフトウェアは端末のストレージに配置され、そこで解凍と実行を行う必要があるのです(BMDEはこれを自動的に行います)。

データ消去の途中でデバイスの画面にUSBデバッグのポップアップが表示されます。

ポップアップが表示されたときにチェックボックスの「常に許可(Always allow from this computer)」をチェックしてください。

Samsung製デバイスでADBを有効にしてもRSAポップアップが表示されない

USBデバッグを無効にし、USBデバッグの権限を無効にしてから、USBデバッグを再度有効にしてください。

iOS デバイスの検査が始まりません。

デバイスがアクティベートされていること確認してください。そうでないと検査を開始するためのボタンが表示されません(ツールチップにはデバイスがアクティベートされていないと表示されます)。

ログイン時にUSBポートに関する警告が表示される。

ログインするとUSBポートに関する警告メッセージ「***のUSBポートを有効にできません。」が表示されることがあります。表示したくない場合、「今後は表示しない」を選択してOKをクリックしてください。警告は再ログインまたはデバイスを再起動するまで無視されます。

Wi-Fi接続設定を行わなかったためiOSデバイスをまったく処理できない

iOSデバイスの設定や検査処理を行う予定なのであれば、Wi-Fi接続設定をしておくことを推奨します。Wi-Fi接続が必要になると、iOSデバイスは「要注意」状態になり、ユーザーにWi-Fi接続を手動で行うよう求めます。

スクリーンロックテストが始まりません。

iPhone 14以上のデバイスは「常時表示ディスプレイ」の機能が工場出荷状態でオンになっています。オフにしないとスクリーンロックテストが始まりません。iPhoneの「設定」 >「画面表示と明るさ」>「常に画面オン」をオフにしてください。

また、動作の遅延も時々発生します。デバイスのロックを5秒以上オンにしたまま待機し、テストが成功するまで待ってください。

Windows Phone とBlackBerry デバイスの検査が始まりません。

検査機能はWindows Phoneと BlackBerry をサポートしていません。

Appleデバイス用の新しいファームウェアをダウンロードできません。

Appleサーバーに接続可能なことを確認してください(ファイアウォール設定 を参照)。また、ハードドライブに空き容量が十分にあるかどうかと、RAMに十分な余裕があること(インストールを行っていない場合)を確認してください。

コンピューターに20台以上の端末を接続したのですが、ソフトウェアは一度に12台しか消去を行いません。

BMDE を実行しているコンピューターのUSBコントローラの限界の問題です。大規模運用の要件をご覧ください。

まだ未使用のライセンスが残っているはずなのに残ライセンス数がゼロを示しています。

まず、 設定 – 一般的な設定 を調べ、「ライセンスの場所」が正しいライセンスコンテナ(HASP またはBlancco Management Console)に設定されているか確認してください。さらに、そのライセンスとソフトウェアのバージョンが合っているかを調べてください。

HASPを使用している場合は、HASPキーが機能しているかどうか、さらにそれが正常なUSBポートに差し込まれているかどうかを調べてください。

Management Consoleを使用している場合は、接続設定が正しいか、Blancco Management Consoleの接続ステータスが緑を示しているかどうかを調べてください(一般的な設定 - Blancco Management Console)。MCバージョンが 3.3.2以降であるかどうか調べてください。それでも解決しない場合は、 Blancco Management Consoleのユーザーマニュアルをご覧ください。

ワークフロー実行時、消去に成功して切断されていない場合、1-2分経過後に「要注意」に移行しUSBデバッグモードにするよう要求されるAndroidデバイスがあります。

最初のステップとして、「設定 - デバイス - 消去後にデバイスのインターフェイスを削除」がチェックされていないことを確認します。チェックされていると、消去完了後にBMDEはデバイスを切断します。このような場合、自身を再接続しようと試みるAndroidデバイスがあります。シリアル番号が異なるMTPモードでデバイスが接続されると、BMDEはそれを新しいデバイスとみなします。

2番目のステップとして、ワークフローの「Send report」アクションから「Clear report」のチェックを外します

3番目のステップとして、レポートの自動削除を遅らせます: 「設定 - 一般的な設定 - 処理済のレポートを自動削除: 1時間後

NVIDIAグラフィックカードが搭載されたシステムで起動すると、画面が暗転します。

動作に特殊なデバイスドライバーを必要とするNVIDIAグラフィックカードが存在します。BMDEで使用されるドライバーを変更するには次の作業をご実施ください: 起動メニューが表示されたら「E」を押下しコマンドラインに次の1行を追加します:

rd.driver.blacklist=nouveau modprobe.blacklist=nouveau

BMDE起動時、次の警告が表示されます:「コントローラのリスト]のためPCI USBコントローラの初期化が失敗し、USBバスが動作していません。PCを再起動してください。問題が解決しない場合はコントローラの交換を検討してください。」

ひとつ以上のUSBコントローラが起動に失敗した場合、この警告が表示されます。USBコントローラを改めて起動したい場合には、マシンを再起動してください。もし同じUSBコントローラが再び起動に失敗した場合、そのコントローラは破損している可能性があります。

消去開始後数秒で、デバイスが次のメッセージとともに「要注意」状態になります: デバイスがウェルカム画面になっているようです。必要な情報を取得できないため、手動でセットアップウィザードを完了させてください。

ウェルカム画面から進めてください。解決しない場合、デバイスを再起動してください。

ファクトリーリセット前に削除しなければデバイスが恒久的にロックされる可能性のあるアクティブなアカウントをデバイス上で探し出すことで、Androidファクトリーリセット保護(FRP)を検出します。そのため、ウェルカム画面のデバイスではFRPステータスを検出できません。消去時にこの情報を利用可能にするには、Androidデバッグモード(ADB)をオンにする必要があります。この点はバイパス消去にも当てはまります。バイパス消去にはADBを必要としないため、FRPステータスは不明となることにご注意ください。

BMDEが起動中にX11のエラーを表示し、GUIが起動しません。

GPU (Graphics Processing Unit) がサポートされていません。これは、IntelおよびAMDの最新の統合GPUでよく見られる問題です。サポートされている別のグラフィックスカードをシステムに追加するか、ディスクリートグラフィックスまたは古い統合GPUを備えたシステムを使用します。

特定のUSBポートまたはUSBハブに接続するとデバイスがフリーズしてしまいます。

USBバスの電力不足によりデバイスが異常な状態になることがあります。典型的なのは、USBハブが電源に接続されていない場合や、必要電力がPCの供給可能電力を超えた場合です。

このような事態が起きた場合、アプリケーションログに記録され、ユーザーに通知されます。

接続用機器の問題

USBポートに問題があるとポップアップが表示されます。表示された場合、まずはUSBハブの再起動とケーブル交換を試してください。解決しない場合はハブ交換と問題が起きたUSBポート以外への接続を試してください。

データ消去中にデバイスがスリープして失敗する

Androidの特定の機種でセットアップウィザードが上書き中に終わらなかった場合に発生する可能性があります。セットアップウィザードを完了させてから消去処理をやり直してください。

NIST Purgeまたは上書きステップを含む消去規格を指定すると複数デバイスの同時処理にかかる時間が著しく増加する

この症状を緩和するには、デバイスを複数のUSBバスに分散して接続することを推奨します。

例として、USB2バスの単独の転送速度は512Mビット毎秒です。同じバスに2台のデバイスを接続したなら転送速度は事実上半減し、台数を増やすごとに減少します。もし容量64GBのデバイスを12台同時に接続したとすると、1回上書きがすべて完了するまでに約3時間かかる計算になります。

画面に表示されるポップアップからAppleデバイス用ファームウェアファイルのダウンロードを試みると失敗する

消去開始後に新しいバージョンのAppleファームウェアファイルが要求されてデバイスが「要注意」モードになることがあります。この時、通常、ユーザーはダイアログに表示されるダウンロードボタンをクリックするべきです。ただし、BMDEの「システム設定」において「iOSファームウェアのダウンロードを有効にする > デバイス接続時にファームウェアを自動的にダウンロードする」を有効にした場合はクリックしないでください。