Blancco Drive Eraserのカスタムデバッグブートモードの使用方法に関する詳細手順を説明します。この方法は、起動に問題がある場合に、より高度なトラブルシューティング手順として利用できます。
Blancco Drive Eraser消去ソフトウェアは、フリーズあるいはクラッシュした場合に自動的にクラッシュレポートを生成し、接続されているUSBメモリにコピーします。クラッシュレポートは検出されたすべてのUSBメモリにコピーされます。クラッシュ発生時に接続されているUSBメモリだけではなく、発生後に接続した物に対しても自動的にレポートがコピーされます。
USBメモリを使用して起動する場合
1. 最新バージョンのBlancco USB Creatorを使用して起動用のUSBメモリを作成していることを確認します。
2. USBメモリを使用してコンピューターを起動します。
3. 最初のBlanccoのUSB起動メニュー画面で、Blancco Drive Eraserの.isoイメージを選択します。
4. 画面には異なる起動モードが表示されます (FLR at startup、Safe resolutionなど) 。
5. 「Show startup messages」モードを選択して強調表示にします。
6. 「e」を押して編集モードにします。
7. 矢印キーを使用して、次の文字列の行にカーソルを移動します: 「linux /isolinux/vmlinuz isofile=$isofile」
8. 「$ isofile」の後にカーソルを移動し、次の例ようにブートパラメーターを設定します。
(例) : vmalloc=256M debug verbose nomodeset cr
9. 「Ctrl + X」またはF10キーを押して起動を再開します。
10. 起動または消去に問題がある場合には、新しくサポートチケットを作成してお問い合わせください。サポートチケットにはUSBメモリ内の次のファイルを添付してください: 「debug_info.tar.gz」および「YYYYMMDD_HHMMSS_issue_report.ir.xml」という名前のxmlファイル。
CD/PXE/MSIを使用して起動する場合
1. CD/PXE/MSIを使用してBlanccoを起動します。
2. Blanccoの画面が表示されたら、上矢印あるいは下矢印キーを押下します。
3. 「Show startup messages」を選択します 。Enterキーは押さないでください。
4. 「Tab」キーを押下してスタートアップオプションを表示します。
5. 矢印キーを使用して、カーソルを左に移動し、ブートパラメーターを次のように設定します 。
(例):vmlinuz vmalloc = 256M debug verbose nomodeset cr initrd = initrd2,initrd
6. Enterキーを押して起動を再開します。
7. 起動または消去に問題がある場合には、コンピューターにFAT32でフォーマットしたUSBメモリを接続し、新しくサポートチケットを作成してお問い合わせください。チケットにはUSBメモリ内の次のファイルを添付してください:「debug_info.tar.gz」および「YYYYMMDD_HHMMSS_issue_report.ir.xml」という名前のxmlファイル。
Blancco Drive Eraser Configuration Toolにも、Blancco Drive Eraser のイメージにカスタムブートパラメーターを追加するオプションがあります (起動オプションに「Customized startup」を使用) 。 詳細については、 Blancco Drive Eraser Configuration Tool ユーザーマニュアルを参照してください (Blancco Drive Eraser 6.3.0以上、Blancco Drive Eraser Configuration Tool 2.3.0以上が必要です) 。