概要:

大規模なストレージ環境では、複数の仮想ドライブを論理層に構成するのが一般的です。仮想ドライブはLUN (論理ユニット番号) と呼ばれ、これによって管理者は環境を管理しやすくなります。また、特定のプロジェクトやお客様に特定のLUNを割り当て、ストレージデータを適切に分割して維持しやすくすることができます。

LUNから単にデータを削除すると、そのデータは論理層から消えますが、その下位のハードウェア層に残っています。Blancco LUN Eraserは、ストレージ環境のオペレーティングシステムを維持したまま、LUN全体を安全に消去するために設計されました。これは稼働中の環境において極めて有用です。消去中のLUNによって、他のLUNを使用する日常的なアクティビティが中断されることはありません。簡単な概要については、次のビデオをご覧ください。

https://download.blancco.com/Tutorials/Blancco_LUN_SAN/Blancco_LUN_SAN.mp4


消去:

Blancco LUN Eraserは多くの種類のオペレーティングシステムから実行できます。最も一般的なのはWindowsです。Blancco LUN Eraserの機能の概要については、次のビデオをご覧ください。

https://download.blancco.com/Tutorials/Blancco_LUN_Windows/Blancco_LUN_Windows.mp4

Unix/Linux環境から実行されるBlancco LUN Eraserを紹介するビデオもあります。

https://download.blancco.com/Tutorials/LUN_Eraser_UNIX_Tutorial/LUN_Eraser_UNIX_Tutorial.mp4

データ消去を行う際は、「Rawデバイスマッピング」と呼ばれる、単一の仮想マシンを単一のLUNに保存する仕組みに注意してください。この状況では、単一のLUNの消去を行うことで対応する仮想マシンのデータを確実に消去できたことになります。もう1つの一般的なBlancco LUN Eraserの使用方法は、複数の仮想マシンに接続されているデータストア全体を消去対象とする方法です。

消去レポート:

消去のたびに、デジタル署名付きの消去レポートを自動的に生成し、Blancco LUN Eraserを実行したオペレーティングシステムに保存します。同じネットワーク内にBlancco Management Consoleが存在すればそこに自動的に送信することができます。Blancco LUN Eraserがインターネットに接続している場合は Blancco Cloudに送信することもできます。Blancco Management Consoleについては、次のビデオを参照してください。

https://download.blancco.com/Tutorials/Blancco_Management_Console_3/Blancco_Management_Console_3.mp4

レポートは改ざんのない監査証跡となり、データ消去が実際に実施されたこと、実施日時、上書き方法等を確認できます。Blancco Management ConsoleまてはBlancco Cloud上で直接閲覧したり、エクスポートして内部ユーザー、外部の顧客、あるいは外部データベースに送信したりすることもできます。エクスポートはAPIを介して自動的に実行できます。

 

おわりに:

Blancco LUN Eraserのすべてのビデオとユーザーマニュアルは、次のページにあります:  Blancco LUN Eraser

ご質問がありましたら、Blanccoのサポート部門に連絡して、このナレッジベースの記事を既に読んだことを伝えてください。お問い合わせをお待ちしております。

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