原因:
Blancco Management Console 3.6.0以上のバージョンのデフォルト設定ではユーザーがインポートできるファイル容量は10MB以下に制限されていますが、たとえばシステム移行の目的で旧環境からレポートを新しいBMCにインポートする場合には10MBを超えることもあります。この場合、ユーザーはあらかじめ設定を変更して制限を緩和する必要があります。

対処方法:

バージョン4.8以下の場合

  1. サービスが利用されていないことを確認してからBlancco Management Consoleサービスを停止。
  2. Blancco Management Consoleインストールフォルダを開いて"main.properties"ファイルを検索。このファイルはデフォルト設定では次の場所にあるはずです。
    • C:\Program Files\Blancco\Blancco Management Console\apache-tomcat\webapps\ROOT\WEB-INF\classes\    
  3. バックアップのため"main.properties"ファイルのコピーをとってから元のファイルを編集のために開く。
  4. 次の行を編集。

    import.max.size=10485760
    import.max.batch.size=10485760
  5. 制限を10MBから目的の値に変更します。

    • import.max.size (バイト単位で表現した、ファイルごとの容量制限。無制限にするには -1 を指定します)
    • import.max.batch.size (バイト単位で表現した、全ファイル合計の容量制限。 同様に -1 は無制限)
  6. ファイルを保存してBlancco Management Consoleサービスを開始。

バージョン5.0以上の場合

  1. サービスが利用されていないことを確認してからBlancco Management Consoleサービスを停止。
  2. Microsoft SQL Management Studioを起動
  3. BMCデータベースを展開。
  4. 「テーブル」フォルダを展開
  5. dbo.mc_configurationテーブルを探します。

  6. テーブルを右クリックして「上位200行の編集」を選択。

  7. 次の行を探します。

    property_nameproperty_value
    import.max.size10485760
    import.max.batch.size10485760
  8. 各行の値を10MBから目的の値に変更します。

    • import.max.size (バイト単位で表現した、ファイルごとの容量制限。無制限にするには -1 を指定します)
    • import.max.batch.size (バイト単位で表現した、全ファイル合計の容量制限。 同様に -1 は無制限)
  9. Management Studioを閉じてBlancco Management Consoleサービスを開始。


注意! これらの設定をすべて無制限にした場合、大容量のファイルをインポートした時にシステムの性能と安定性に悪影響をもたらす可能性があります。できるだけ無制限にしないことを推奨します。


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