作成日更新日影響を受けるバージョン修正バージョン

 

 

N/AN/A

問題事象

PXEブートは様々な条件の影響を受けます。起動対象機器がBIOSかUEFIかどうか、ネットワークインターフェイスコントローラの種類 (互換性があるかどうか、内蔵型コントローラか増設アダプターかどうか)、搭載されているネットワークインターフェイスコントローラの数、使用されたPXEオプション等の条件です。起動するBDEのバージョンも結果を複雑にする要因の一つになります。

以下の問題事象がこれまでに報告されており、UEFIモードの場合により多く起きる傾向があります。

  • 「ERROR: Failed to configure network」、「ERROR: ipconfig returned fail error, parameters: ip=:::::eth0:dhcp」、「SIOCGIFINDEX: No such device」等のメッセージを表示して起動中に停止または動作がループする。
  • BDEの起動は成功するものの通信ができない (ネットワークアイコンが赤く表示され「DNSサーバーが未設定です」と表示される) 。

原因

PXEブートプロセスがDrive Eraserカーネルによるネットワークインターフェイス検出を妨げたり、互換性がないパラメータの指定がインターフェイスの設定を失敗させたりするため。

解決策

PXEのロードに使用したインターフェイスを一貫して用いるように起動パラメータを調整します。

  1. iPXE menuファイルを探します (設定に応じて「C:\inetpub\wwwroot\ipxe.menu」や「C:\inetpub\wwwroot\Resources\ipxe.menu.smart」などの場所に保存されています) 。
  2. menuファイルをテキストエディタで開き、「ip=:::::eth0:dhcp」を「ip=dhcp BOOTIF=${netX/mac}」に置き換えます。
  3. 変更を保存します。
  4. 問題が起きた機器を使ってPXEブートを行い、解決したかどうかを確認します。
  1. iPXE menuファイルを探します (設定に応じて「/var/www/html/ipxe.menu」や「/var/www/html/Resources/ipxe.menu.smart」などの場所に保存されています) 。
  2. menuファイルをテキストエディタで開きます (たとえばターミナルで「sudo nano /var/www/html/ipxe.menu」またはrootユーザーで「nano /var/www/html/ipxe.menu」を実行) 。そして「ip=:::::eth0:dhcp」を「ip=dhcp BOOTIF=${netX/mac}」に置き換えます。
  3. 変更を保存します。
  4. 問題が起きた機器を使ってPXEブートを行い、解決したかどうかを確認します。

問題が継続する場合は、対象機器をUEFIモードからBIOS (Legacy) モードに変更する方法か、UEFIモード限定のGrubベースPXEブートを検討してください。詳しくはBlanccoサポートにご相談ください。

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