作成日 | 更新日 | 影響を受けるバージョン | 修正バージョン |
---|---|---|---|
|
| Drive Eraser - 全てのバージョン | N/A |
問題事象
Blancco Drive Eraserがディスクのリマップセクターを消去しても消去レポートにはリマップセクターが表示され、実際に存在する。
原因
最近のドライブは自己診断、自己復旧、状態把握のための機能が充実しています。その1つがセクターのリマッピングです。ドライブはアクセス不能、または不能になる可能性のあるセクターを検出、隠蔽できます。ドライブには、このために用意されたいわゆる代替領域があります。
故障セクターが検出されると、ドライブコントローラーはこのセクターのアドレスを代替領域にあるセクターに割り当てます。アドレスは従来通りですが所有者が変わります。リマップセクターには一部ユーザーデータが含まれている可能性があります。
解決策
消去対象ドライブが必要な消去コマンドをサポートしている限り、Blancco Drive Eraserはリマップセクター内のデータを消去可能です。ただしリマップセクターの消去成功は不良/リマップセクターを実際には修復せず、その後も使用不能のままです。
引き続き不良/リマップセクターとして扱われているため、Blancco Drive Eraserの消去レポートでは「リマップセクター」として表示されます。サードパーティツールを使って対象ドライブを調査した場合も、不良/リマップセクターとみなされます。
例外として、SCSIドライブではリマップセクターの消去時にリセットされ、リマップセクター数が0になる場合があります。
リマップセクターについての詳細情報はBlancco Drive Eraserユーザーマニュアルもご参照ください。