原因:

特定モデルのiPhoneで、iOSファームウェアをiOS 12.1にアップデートすると、消去を正常に実行するためにユーザーの操作が必要になるという問題が発生しています。この動作の根本的な原因は、iOS 12.1で導入されたUSBインターフェースの問題であることが、現在特定されています。 この問題はiOSファームウェアによって発生するため、修正はApple社により提供される必要があります。Blanccoは、ファームウェアリリースの代わりにiPhoneを処理するための特定の対策を取りました。


解決策:

Apple社は、ファームウェアバージョン12.1.1を2018年12月5日にリリースしました。12.1.1は、回避策を実施せずにBMDE 3.8.4を使用してフラッシュ可能です。BMDE 3.8.4は2018年12月11日にリリース予定です。以下の回避策は、12.1がデバイスにフラッシュされた場合にのみ適用可能です。 


回避策:

方法1: 消去中にデバイスを数回切断および接続します。

  • デバイス側からケーブルを再接続する必要があります。
  • ダウンロードが完了して消去が開始された直後に、最初の再接続が必要になる場合があります。消去を再開した後は、処理が7%に達した時点でデバイスを迅速に再接続できるように準備する必要があります。
  • その後、消去は自動的に続行され、正常に終了することが期待されます。


推奨事項:

Appleファームウェアリリースによる頻繁な変更の影響のため、iOSファームウェアダウンロード設定の自動ダウンロードを 「無効」 にし、代わりに BlanccoサーバーのiOS version.xmlを使用することを強くお勧めします。Blanccoサーバーのversion.xmlは、Apple社の最新の「既知の正常な」リリースを使用しています。利用可能な設定の詳細については、こちらをご覧ください。

2018年12月11日更新:

BMDE 3.8.4がリリースされました。ソフトウェアを最新バージョンに更新することをお勧めします。

iOSデバイスを最新のファームウェアバージョンにフラッシュするには、version.xml情報をAppleサーバーからダウンロードする必要があります。Blanccoサーバーからダウンロードされたversion.xml情報は、iOS 12.1へのフラッシュを引き続き許可します。このため、消去中にエンドユーザーがデバイスを再接続する必要がある場合があります。iOS 12.1 .1が「既知の良好な」リリースであることが確認され次第、Blanccoサーバ上のversion.xmlは更新される予定です。

2018年12月7日更新:

Blanccoは、2018年12月11日にリリース予定のBMDE 3.8.4とAppleファームウェアリリース12.1.1では、再接続を要求する問題が発生しないことを確認しました。

2018年12月6日更新:

Apple社は昨夜、予想されていたよりも早く12.1.1をリリースしました。BMDEを使用した現時点のテスト結果によると、12.1.1は12.1での消去の問題に対処しておらず、デバイスを手動でリセットしてリカバリモード (ホームボタン+電源ボタンを5~10秒間長押し) にしてからiTunesに接続する必要があります。

現時点では、iOSバージョン12.1を使用されることをお勧めします。

BMDE 3.8 .3機能を使用してAppleバージョン情報の参照先を管理します。これについては、下記の11月28日付けの注で説明しています。参照先がBlanccoに戻されていることを確認してください。 

解決策 – Blanccoは12月11日に3.8.4をリリース予定です。これにより、ユーザーは、自動化されたワークフローの一部としてiOSファクトリーリセットを実行できます。しかし、根本的な修正はApple社から提供される必要があります。

2018年11月28日更新:

Apple社はiOS 12.0.1ファームウェアファイルへの署名を停止したため、iOS 12.1を使用する必要があります。

署名された最新のiOS 12.1をBlancco Mobile Diagnostics and Erasureにダウンロードして使用させるには、AppleサーバーからAppleバージョン情報をダウンロードする必要があります。

Appleバージョン情報の参照先を管理するには、次の手順に従います。

  1. ログイン画面 > システム設定 > 同期サービス に移動します。
    1. 同期サービスが無効になっている場合、「version.xmlの参照先」を選択するためのドロップダウンメニューのみが表示されます。
    2. 同期サービスが有効になっている場合は、「Server」マシンの「ファームウェアダウンロード設定」でこの設定を管理できます。
  2. version.xmlの参照先に「Apple」が選択されていることを確認します。

参照先を変更後、Appleサーバーからの情報を手動で更新する必要があります。

  1. システムにログインします。
  2. 設定 > iOS > Appleのファームウェアバージョン情報を手動更新 に移動し、今すぐアップデートをクリックします。

これらの手順を実施後、前述した回避策の方法1に従ってiOSデバイスを処理できます。

2018年11月9日更新:

この問題の動作が改善されたMobile Diagnostics and Erasure バージョン3.8.3がリリースされました。このバージョンでは、Apple社がファームウェアの更新バージョンを提供するまではiOS 12.0.1をロードするように指示します。こちらのリリースノートをご覧ください。: Blancco Mobile Device Eraser 3.8.3 is now released!

BMDE 3.8.3では、ユーザーはAppleバージョン情報をダウンロードする参照先を指定できます。参照先は、ログイン画面 > 設定 > 同期サービス から制御できます。

同期サービスが無効になっている場合、「version.xmlの参照先」を選択するためのドロップダウンメニューのみが表示されます。同期サービスが有効になっている場合は、「Server」マシンの「ファームウェアダウンロード設定」でこの設定を管理できます。

注意! この設定は、バージョン情報が更新された場合に、バージョン情報をダウンロードする場所のみを定義します。この設定を変更しただけでは、自動的に新しい参照先からバージョン情報が再度ダウンロードされることはありません。

選択した参照先のバージョン情報は次の手順で更新します。

  1. システムにログインします。
  2. 設定 > iOS > Appleファームウェアバージョン情報を手動更新 に移動し、今すぐアップデートをクリックします。

2018年11月6日更新:

根本的な原因は、iOS 12.1で導入されたUSBインターフェースの問題であることが現時点で特定されています。Appleファームウェアに起因する問題であるため、この動作の修正はApple社から提供される必要があります。現時点では、上記の回避策を使用してこれらのデバイスの処理が可能です。




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